映像ミュージアム企画展「SKIPシティ 映像の冒険者」

映像ミュージアム企画展「SKIPシティ 映像の冒険者」

 

SKIPシティでは、創設の2003年から、映像表現の明日を担う才能の発掘、育成、バックアップを行ってきました。
本展では、現在までにSKIPシティから発掘・発表された映像作品を、3つのコーナーで、紹介します。

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」コーナー
「子どもたちがつくる映像」コーナー
「MEC Award—Media Explorer Challenge Award—」(映像ミュージアムの公募展)コーナー

「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」コーナー

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、SKIPシティをメイン会場に、フィルムを使用せず、デジタル機材のみで撮影、編集された作品を上映している国際映画祭で、第1回となった2004年より毎年開催されています。今回は短編コンペティション部門で受賞した作品の中から、演出や映像に個性が光る4作品を上映します。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015

『転校生』

Dシネマ映画祭2013 最優秀作品賞受賞

監督:金井純一
出演:森川葵、増田璃子、藤原倫己

容子はクラスで居場所を失くしていた。そんな時、転校生のリサがやってくる。リサは最初の挨拶で、「誰とも仲良くなれない」とクラスメイトたちを突き放す。容子は、そんな不思議なリサに惹かれていく。

『ユメのおと』

Dシネマ映画祭2012 最優秀作品賞受賞

監督:角川裕明
出演:Ray、麻生優作、NOUS-RION、LOOTH, 武藤淳子、小林風花、五十嵐山人、尾崎龍士郎

聴力を失い、歌手になる夢をあきらめてしまった雪華。自分のやりたいことが見つからない海斗。夢に彷徨う二人の出会いとその繊細な心情の動きを、多彩な歌で表現してゆく和製ミュージカル。

『トゥルボウ』

Dシネマ映画祭2012 奨励賞受賞

監督:多田昌平
出演:浜崎ヨーイチ、木村知貴

無職の青年が見つけたアルバイト先「赤堀商店」。とぼけた雇主・赤堀に連れて行かれたのは、のどかな山中の畑。そこで青年が目にしたもの、そして心に芽生えたものとは?驚きのラストは必見!

『太陽の石』

Dシネマ映画祭2009 最優秀作品賞受賞

監督:藏𠩤潔司
出演:高岩彩、河南花奈、竹上千晴

少年は光り輝くビー玉を見つけ、少女のものと知りながらも持ち去ってしまう。ビー玉で右手をキツネのようにして遊ぶ少年は、ある女性と出会って折りヅルをもらうが…。

「子どもたちがつくる映像」コーナー

映像による表現能力、創作能力は、文章による表現能力と同様に新しい世紀では社会生活に不可欠なコミュニケーション技能となりつつあります。SKIPシティでは、映像の未来を担う子どもたちを対象とする、「川口子ども映画クラブ」、「映像学習プログラム」といった様々な育成活動を行っています。今回はSKIPシティが実施する、映像制作普及活動で制作された作品の中から、6作品を上映します。

川口子ども映画クラブ

川口市に住む子ども(小学5年生~高校3年生)を中心に、映画制作を行うワークショップです。半年程度の期間、チームにわかれて、企画・演出から撮影・編集までを行います。映像ミュージアムのインストラクターや各チームの親がプロデューサーとなり、制作をバックアップします。今回は、昨年度(2014年)の同映画クラブの活動で制作された3作品を紹介します。

『FANTASY BOOK』

川口子ども映画クラブ 2014

制作:川口子ども映画クラブ

これは梅ちゃんの物語。梅ちゃんがシンデレラと遭遇して何をつかんで帰ったのか…?合成の世界に挑戦して制作された作品。

『ピンチ!ポンコツ探偵~初めての事件~』

川口子ども映画クラブ 2014

制作:川口子ども映画クラブ

名探偵に憧れる里沙。ある日、図書室で推理小説を読んでいると、学校を爆破予告する校内放送が流れる。慌てて放送室へ向かうとそこは、もぬけの殻。真相解明のため、幼馴染でパートナーのポンコツ探偵を呼び出すが…。

『子どもの国の空』

川口子ども映画クラブ 2014

制作:川口子ども映画クラブ

「子どもしかいない国」に迷い込んだ空(そら)は、その国の住人たちの助けで不思議な石を手に入れる。現実世界に帰ることになった空だが、突然の別れに住人たちは戸惑い…。「友達って何?」をテーマにした劇映画。

映像学習

映像ミュージアムでは、小学5年生を対象に、インストラクター派遣による出張授業「映像学習プログラム」を行っています。学校で企画・取材・撮影・編集し、映像ミュージアムでスタジオ収録を行います。自らが映像の送り手となって、制作、発信することで、メディアリテラシー(※)の習得を目指します。今回は、ニュース形式で学校や地域を紹介するプログラム「ビデオニュースをつくろう」で制作された3作品を紹介します。( 制作した作品はスキップシティチャンネルでWEB配信中です)
(※)メディアからの情報を読み解き、活用する能力

ぼくたちわたしたちの学校や地域の環境を守ろう:芝川について

映像学習プログラム2009

制作:川口市立上青木南小学校5年3組

神根小学校の歴史:校庭にある施設の歴史

映像学習プログラム2009

制作:川口市立神根小学校5年1組

ザッ!元気26:どうして宿題をだすの?

映像学習プログラム2006

制作:川口市立東本郷小学校5年1組

「MEC Award」コーナー

「MEC Award—Media Explorer Challenge Award—」は、映像表現における新しい才能を発掘、新作制作支援をすることを目的に、SKIPシティ 映像ミュージアムが2012年からスタートした公募展です。ショートムービー、アニメーション、映像インスタレーション、映像とパフォーマンスを組み合わせた作品等、様々なジャンルの「映像」で応募出来る事が特徴となっています。入選に選ばれた作品は、その年に開催される「MEC Award 入選作品展」にて、ミュージアム空間での展示を行います。今回は、今までのMEC Awardで大賞を授賞した4作品を紹介します。
映像ミュージアム公募展「MEC Award 2016(Media Explorer Challenge Award 2016)」

『コンドルは飛んでゆく』

MEC Award 2015 大賞

アーティスト:山内 祥太

虚構と現実社会が交差するネット社会への問題意識から生まれた作品。映像の中で、「作者=現実」が歪んだ虚構空間の中にとりこまれてしまった様に、「現実=ミュージアム空間」と「虚構=作品世界」との境界を曖昧にする仕掛けに溢れたインスタレーションとして展示された。

『悲しみのためのテスト』

MEC Award 2013 大賞

アーティスト:橋本 玲美

「世界で一番不幸な人」を想像してもらい、世界中の不幸な人たちを代弁してもらうという作品。不幸を演出するとはどのようなことなのだろうか?過剰に演出された「悲しみ」を見るとき、本当は何を見ているのだろうか。

『CHANNELER』

MEC Award 2012 大賞

アーティスト:大橋 史(共同制作者:羽深由理、石田多朗、ONIPARI、元木一成)

「言葉とは知性に取り憑かれた音である」ことをテーマにしたHIPHOPビジュアル・ミュージック作品。アスキー文字で出来た顔を使い、人が成長して行くのに伴う、話し言葉とコミュニケーションの複雑化を、没入感あふれる音と映像で表現している。

『Portrait of Occurrence』

MEC Award 2012 大賞

アーティスト:日野 晴香

タイトルの和訳は「出来事の肖像」。本作品は映像と文章という、異なる描写法で同一の出来事を現したもので構成される。個々人が取捨選択をして対象を描写した肖像の差がコミュニケーションを発生させることを表現した作品。

9月20日から27日まで、期間限定で、ソニーのデータプロジェクター「VPL-GTZ1」の上映デモンストレーションを行います。臨場感あふれる4Kの高精細映像をお楽しみいただくと同時に、147インチスクリーンに約17cmという超短距離から投射できる優れた映像技術を是非御体験ください。

会期

2015年9月5日(土)〜9月27日(日)

開館時間

9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は翌平日)

会場

SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム
アクセスはこちら

映像ミュージアム入館料

大人510円、小中学生250円(常設展示もご覧いただけます)

 

主催: 

埼玉県

後援: 

埼玉県教育委員会/川口市/川口市教育委員会

特別協力: 

ソニービジネスソリューション株式会社

このイベントに関するお問い合わせ

映像ミュージアム
048-265-2500