メディア・エクスプローラー2010 映像未来の冒険者たち

この展覧会では、新たな映像世界を切りひらく若者たちの作品をご紹介いたします。映像には様々な表現手法があります。実写、CG、アニメーションはもちろん、近年では、コンピュータなどの先端技術を用いて、五感全体をつかって楽しむメディアアートのような新しい分野も生まれています。そうした時代の流れに応えるべく、教育の領域においても、新たな実験や取組みがスタートしています。本展では、新しい映像教育/研究の取組みのなかから生まれてきた作品やプロジェクトをご紹介いたします。
※「エクスプローラー」とは探検者、開拓者の意味です。

■展示内容

4つの大学、専門学校から、CGアニメーション、実験映像、3次元シミュレーションによる学習コンテンツ、体験型の映像作品などを展示上映いたします。

●尚美学園大学 芸術情報学部 情報表現学科/同大学院芸術情報研究科・情報表現専攻




小野寺 瞬『A Calling』

ロボットが主人公の3DCG短編アニメーション作品。原画も展示したします。


音楽制作:山﨑 惠太




鈴木孝生『Shadow of mind』

自分自身の心の醜い部分と対峙する主人公の葛藤をアクションで表現した3DCGアニメーション。





本塚瑛美子『kodou』

心臓の鼓動を取り込んで映像化する体験型の作品。


●東京工科大学 メディア学部



aqua project『aqua ship』

情報の表現とコミュニケーションをテーマとした、3DCGによる仮想水族館。


協力:新江ノ島水族館

●東京工芸大学 芸術学部 メディアアート表現学科



桑原祥吾『視』

社会の違和感や恐怖を表現した映像インスタレーションです。




岩村卓弥『ふくみ』

流行の中心にいる女子高生を連想させるスカート。そのスカートに触れることで様々なモノが落ちてくる作品。メディアが発信する様々な情報の中に巧妙に隠されているメッセージを暴くことがコンセプトとなっている。


●東京工芸大学 芸術学部 アニメーション学科



上甲モトヨシ『BUILDINGS』

ある街に突如聳え建った高層ビル。高層ビルは周りの低い建物たちを見下し目立とうとするが、突然の嵐により街は水没してしまう。




久保亜美香『おはなしの花』

はなしに花を咲かせました




一瀬皓コ『ushi-nichi』

「うしのいちにち」を描いたアニメーション作品。




八木智子『shift』

蝶や魚、鳥などにつぎつぎ変わっていく生き物が、触れる度に世界が変わっていくアニメーション作品。




山塚 遼『scatter』

テクノロックのプロモーションヴィデオです。scatterとは「ぶち撒ける」という意味で、蛍光塗料を使ったアクションペインティングが映像化されています。会場には撮影に使われたセットもあわせて展示されます。




蕭 佳華『The Luggage/ ザ・ラッゲージ』

男の職業は、ギャラリーの監視員。だがギャラリーに人が訪れたことがなく、男にあ る変化が起きた。




映像芸術表現ゼミ『おもしろカガミ』

鏡の前に立って、そこに映った自分に話しかけたり、動いたりしてみよう!
この鏡はちょっと普通の鏡とは違うよ!
コンピューターでリアルタイムの処理をした映像インスタレーションです。


会期

2010年4月10日[土]~2010年7月11日[日]

開館時間

9:30~17:00(入場16:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は翌平日)
※5月3日[月・祝]、31日[月]は臨時開館。5月6日[木]休み。

会場

映像ミュージアム

映像ミュージアム入館料

大人¥500/小中学生¥250(常設展示もご覧いただけます)

主催:

埼玉県

後援:

埼玉県教育委員会/川口市/川口市教育委員会

企画:

株式会社デジタルSKIPステーション

協力:

尚美学園大学/東京工科大学/東京工芸大学/早稲田大学川口芸術学校/新江ノ島水族館

このイベントに関するお問い合わせ

映像ミュージアム
048-265-2500