2018年3月17日(土)
「MEC Award」大賞発表/授賞式・オープニングパーティの様子
3月17日、映像ミュージアムにて「MEC Award 2018」の授賞式が行われました。MEC Award 大賞は、同日に行われた展覧会場での最終審査を経て、渡辺 栞氏の「ワタヤ」に決定しました!授賞式では、大賞の発表とともに、各受賞作品の表彰を行い、続くオープニングパーティーでは、入賞者によるライブパフォーマンスなども行われました。
受賞作品:「ワタヤ」
2017年/アニメーション/2分05秒
受賞者:渡辺 栞

■受賞者コメント
制作のきっかけは、私を構成する要素を考えたとき、「緊張」というものが大部分を占めているなと思ったこと。中でも、国語の時間に音読をする順番を待っていた時、すごく緊張していた思い出があり、その「順番を待つ」というシチュエーションをアニメーションで表現してみたいと思った。「ワタヤ」もそうだが、これまでは自分の中から出てきた話を作品にしてきたので、今後は自分じゃない人の人生も描いてみたい。
■審査員講評
若い人たちが、なぜこれを作ろうと思ったのか、という観点や視点、美学が刺激になったし面白かった。また実際作家にお会いしてみて、渡辺さんやCuBerryなど、その人の人間性やキャラクターがにじみ出ている作品は、強い作品になることが多いように感じたし、素敵だと思う。/菅野 薫(電通CDC/Dentsu Lab Tokyo エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター/クリエーティブ・テクノロジスト)
全体的にクオリティはとても高かったが、内容の部分をもっと探れたのではないか。入選作品にもあったが、実写作品ではフィクションとノンフィクションが混ざったような映像が世界でも注目されており、今後さらにそのエッジを越えていける若い作家が出てくるだろうという期待がある。/森 弘治(アーティスト)

■入賞者によるライブパフォーマンス

佐藤瑠美「サーモンちゃんのあじ」デモンストレーション

しょーた「リーゼントさんどこへいく?」ライブパフォーマンス

CuBerry ライブ