※映画をご覧のお客様は、上映当日は3時間まで駐車場無料!駐車券を映像ホールまでお持ちください。
◆毎年恒例の人気上映会、今年も開催! 「優秀映画鑑賞推進事業」とは、東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵の優れた作品を、より多くの方々に見ていただくため、全国で巡回上映する事業です。35㎜フィルムでの上映となります。作品によって、画質・音声が必ずしも良好でない場合があります。
◆第21回キネマ旬報ベスト・テン第1位の没落した名門華族・安城家の人々の姿を描く作品。
今や家屋敷を人手に渡すところまで落ちぶれた旧華族の名門、安城家。せめて終焉だけは華やかに迎えようと舞踏会が催されたが、そこに闇金融の社長や、かつて当家のお抱え運転手だった成金の運送業者らが現れ、当主の苦悩は極限に達することとなる…。旧体制の崩壊と新興勢力の台頭という、敗戦後の日本の世相を巧みに織り込んだ作品だが、滅び行く華族とその周辺の人々という人物設定には、チェーホフの「桜の園」を思わせるところがある。キネマ旬報ベストテン第1位。
(1947年/35mm/ 白黒/ 89分)
原作: |
吉村公三郎 |
---|---|
脚本: |
新藤兼人 |
監督: |
吉村公三郎 |
出演者: |
原節子/逢初夢子/滝沢修/森雅之/清水将夫/村田知栄子/殿山泰司/津島恵子/日守新一 他 |
◆戦後日本の姿をリアルに再現!第21回キネマ旬報ベスト・テン第2位
新憲法発布を記念して、憲法普及会が映画各社に提案した企画のうち、「戦争放棄」の題材を当たられた東宝が、亀井文夫と山本薩夫の共同監督により製作した、終戦直後の日本映画を代表する一本。戦死公報を受けた妻・町子が、前線で精神的な障害を受け帰還していた、夫の親友・康吉と再婚する。しかし、度重なる空襲により、康吉の病状は悪化。そこに中国で捕虜として命拾いをした夫・健一が帰還し、三人の間に新たな悲劇が襲う…。占領軍による検閲により30 分以上が削除されたものの評価は高く、キネマ旬報ベストテン第2 位に選ばれた。
(1947 年/ 35mm/白黒/ 100 分)
脚本: |
八住利雄 |
---|---|
監督: |
亀井文夫/山本薩夫 |
出演者: |
池部良/岸旗江/伊豆肇/菅井一郎/島田敬一/藤間房子/谷間小百合/三谷幸子/飯野公子 他 |
◆出演者は清水宏が育てた戦争孤児
清水宏監督は、戦後、戦災孤児を引き取って自宅で面倒をみていたが、彼らを登場人物に何か作ろうと思いたち、蜂の巣プロを起こして、この作品を製作した。ひとりの復員兵が下関に降りたつ。帰る場所のない彼は、自分が育った非行少年の厚生施設「みかへりの塔」へ帰ろうと、広島、神戸と山陽道を歩いて行く。戦禍の後も生々しい街角や路上で、浮浪児たちや若い娘の引揚者、孤児を束ねている乱暴な男などと出会い、さらに旅を続けていく…。
(1948 年/ 35mm/白黒/ 84 分)
脚本・監督: |
清水宏 |
---|---|
出演者: |
島村俊作/夏木雅子/御庄正一/伊本紀洋史/多島元/久保田晋一郎/岩本豊/千葉義勝 他 |
◆大佛次郎の新聞小説を映画化した大庭秀雄の代表作
原作は大佛次郎が毎日新聞に連載した長篇小説である。海外を放浪し、無国籍者となっていた元海軍軍人が戦後帰国し、かつて自分を窮地に陥れた愛人や、音信を絶っていた娘に会うが、すっかり様がわりしている日本に失望して再び去っていく。混乱した復興期の世相を背景に、上質の情感をたたえた作品になっている。同年の『長崎の鐘』や、『君の名は』三部作(1953-54)の大ヒットにより、松竹のエース監督となった大庭秀雄は同社伝統のメロドラマの作法を十二分に体得しており、心理描写などにたしかな手腕を示した。
(1950 年/ 35mm/白黒/ 104 分)
原作: |
大佛次郎 |
---|---|
脚本: |
池田忠雄 |
監督: |
大庭秀雄 |
出演者: |
木暮美千代/佐分利信/津島恵子/ 三宅邦子/山村聡/柳永二郎/三井弘次/日守新一/高橋貞二/市川笑猿/坪内美子 他 |
日/時間 |
9月26日[土] |
9月27日[日] |
---|---|---|
11時~ |
『安城家の舞踏会』 |
『蜂の巣の子供たち』 |
14時~ |
『戦争と平和』 |
『帰郷』 |
日時 |
2014年9月26日[土]~27日[日] |
---|---|
開場時間 |
開映の1時間前(各回入替制、全席自由席) |
料金 |
各500円(当日・前売とも)※子供料金はございません |
入場券販売 |
■前売■ |
会場 |
彩の国ビジュアルプラザ4階 映像ホール |
※映画をご覧のお客様は、上映当日は3時間まで駐車料金が無料となります。駐車券を映像ホールへお持ちください。
※35ミリフィルムでの上映となります。やむを得ぬ事情により、上映作品や時間の変更・中止をする場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
※作品によって、画面・音声が必ずしも良好でない場合がございますのでご了承ください。
主催: |
株式会社デジタルSKIPステーション、文化庁、東京国立近代美術館フィルムセンター |
---|---|
後援: |
埼玉県、川口市 |
協賛: |
松竹ブロードキャスティング株式会社 |
協力: |
株式会社オーエムシー |
彩の国ビジュアルプラザ
048-265-2591